以前、「4コマでわかる○○○」というのがネット上で話題になった(○○○は映画の名前)。 その「4コマ」も漫画と言うより絵コンテでオチも読後感も無い平易な内容。 要は、その映画はストーリー展開が何も無くてつまらない、内容が無い、という事を言いたいらしい。 映画の原作は世界的に有名な児童文学なので、 その映画をつまらないと主張する人達の根拠が、 原作自体を言っているのか映画化の表現を言っているのかは知らないが、 淡々とした人間の心理を追いかけるよりも、 ド派手で波乱万丈なゲームのイベントの様なストーリー展開でないと面白いと思わないらしい。
詩も、小説も、絵画も、映画も、音楽も、デザインも、それぞれが表現技法であり、 相互に比較して、どれがわかりやすいとかわかりにくいとかは一概には言えない。 難解な詩をビジュアル化したものがわかりやすいかどうかは、それは表現者の意図と技法の問題。 ビジュアル化する事がわかりやすさなら、例えばピカソの絵はわかりやすいのか。
冒頭の4コマは、それが元ネタの映画をわかりやすく表現しているのかは全く別だが、 4コマの作者の映画に対する皮肉な表現方法としては興味深い。
最近は、原作のストーリー展開をダイジェストの様に切り取って並べただけの「わかりやすい」映画って、多いよね。 そして、それを見て人は、その原作を理解したつもりになる。 だから冒頭の様な映画はつまらなくなる。 TVのザッピングとの関連も有るのかな。
授業にも、有るよね。