キーワード辞典
研究授業

登録日 19/10/23   更新日 19/10/23



以前にも何度か書いているけれど。

私が思う、「研究授業」の種類/実施する側

(パターン1).
模範授業。目的に応じて、理想の一つとする授業の見える化。 このパターンは、更に2つのパターンに分かれる。
一つは、授業での演出の要点を押さえながら、 見学者側の環境やレベルでのアレンジの許容を含んでいるもの。 もう1つは、「どうだ、俺はこんな授業が出来るのだ、凄いだろ!」 「他の教諭もこれと同じ授業をするべきだ」というもの。 或る程度、その分野での授業を展開する力を持ち、向上心の有る見学者にとって、有益。 そうで無い場合は、特に後者の場合、 「あの先生だから出来る」「あの学校だから出来る」で、終わってしまう可能性も有る。


(パターン2).
自分の授業のイメージが掴めなくて思案投げ首な教諭に対して、 「あれくらいなら出来るかも」「あそこを自分流にアレンジしたら私にも出来るかも」と思わせる様な授業。 あくまでも「叩き台」であって、授業者を叩く訳では決して無い。 授業をするのは、パターン1より難しいかも知れない。 見学者が、パターン1を見て概念や理想を捉え、パターン2で自分流にアレンジし、ステップアップ出来れば、ベスト。 1つのツールだけで授業の全てを展開させる授業よりは、 幾つかのツールや小技を臨機応変に組み合わせて展開する授業に多い。


(パターン3).
委員会等からの学校訪問の際などによく行われる、報告書やリーフレットに描いた様な、授業。
生徒の為の、というよりは、その教諭の為、その学校の為に行う授業。



私が思う、「研究授業」の種類/観る側

(パターン1).
授業者の経験度に合わせて、的確に指摘をする。


(パターン2).
授業者の授業を自分の授業に照らし合わせ、今後の自分の授業に反映させようとする。


(パターン3).
学習指導要領に書かれている様な教科書的な指摘をして自己満足をする。
普段は管理職の茶坊主で授業や部活動に一切出て来なかったり、 自分の無知を機械の故障の所為にして助手を誹謗中傷するヒラメ教諭に多い。






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