USBメモリを媒体として感染するコンピュータウィルスの一種の総称。
CD-ROMやUSBメモリなどの媒体をパソコンに挿入、接続した際に自動的に指定したプログラムを実行させる
WindowsのAutorun機能を悪用することから、このように呼ばれる。
この機能自体は、パソコンにソフトウェアのCD-ROMを挿入するとインストールのメニューが表示されたり、
USBメモリを接続すると個人認証画面になったりアニメチャラが現れたり、といった様なことに使われている。
この機能で使われるファイルAutorun.inf は、自動実行させるプログラムなどの設定が記述されているだけのテキストデータである。
オートランウィルスはこの機能を悪用し、例えば、正常なパソコンにウィルスに感染したUSBメモリを接続すると、
USBメモリ内の悪意のあるAutorun.inf(ウィルス「MAL_OTORUN1」)が実行され、
Windowsのシステムフォルダにウィルス「WORM_AUTORUN」(注1)が侵入、Windowsの設定を変更し、
さらに、有効なドライブのルートに悪意のAutorun.infを作成する、という動作をする。
感染の発端は、オンラインゲーム関係(攻略法の紹介など)のサイトへのアクセスによる場合が多く、
感染すると、オンラインゲームのアカウントとパスワード(注2)を盗む
(最近のオンラインゲームでは貨幣が流通しているので金銭的被害も有る)本来の目的の他に、
フォルダを開けなくする、隠しファイルを表示出来なくする、などの害を為す。
駆除する為にはレジストリを弄り回さないといけなくなる為、大変面倒臭い。
感染したパソコンP1に接続したUSBメモリU1を別のパソコンP2に接続することでP2に感染し、
その後P2に接続したUSBメモリU2、U3、U4・・・を介して、という風に、
USBメモリによって拡大するため、プレゼンテーションのイベント担当者などの間では大きな問題になっている。
ずっと前から思っているのだけれど、 「コンピュータウィルスがやって来ない世界」なんて、タテマエだけの幻想です。 事実上、コンピュータウィルスやスパイウェアは分単位で常にやって来ています。 大切なのは、「ウィルス対策ソフトにウィルスを検出させない」事ではなくて、 「セキュリティホールをきちんと埋め、 ウィルス対策ソフトにウィルスをどんどん検出させて、中に入れない、外に出さない」事です。 状況も理解出来ず、ただひたすらウィルス対策ソフトがウィルスを検出する事だけに 笑っちゃう位に過剰反応する偉い人達が今でも氾濫している事に、酷い時代錯誤を感じています。