学校と情報教育に関する幾つかの想い Part.3
串とダンゴ

登録日 02/04/29   更新日 02/04/29

目次

私、ミーハーなので、
教科「情報」に関するセミナーや発表会などが有ると、わりと参加しています。
そこで発表される授業の事例発表は、それぞれがとても素晴らしくて、とても参考になります。
でも、素朴な疑問が、1つ、有るのです。
例えば、現在「数学」の先生がMathematicaを使って「情報」の授業をされた場合、
例えば、現在「商業」の先生がIllustratorなどを使って「情報」の授業をされた場合、
それは、「情報」の授業なのでしょうか?
それとも、「数学」「商業(或いは、美術)」の授業なのでしょうか?

現職の教員の方が教科「情報」の免許を取得し、実際に授業をされる時、
その先生方は、ご自分の得意分野(「数学」や「商業」)での授業をされる、
と、いうことになるのでしょうか?

では、平成15年度以降、大学で免許を取得し、「情報」を担当する先生は、
どの様な授業を行うのでしょうか?


私は、勤務校で、数年前から、美術の先生とペアになり、
「商業デザイン実習」という商業科目の授業を行っており、
その中で、IllustratorやPhotoshopなどを使った、ロゴやポスターなどの作品作りを行っています。
私が「商業デザイン実習」の授業を美術の先生とペアにして欲しい、
としたのは、乱暴に言えば、私にはプロのデザインのセンスが無いからです。
そして、私には、
「自分のセンス」を押し付けることなく、「生徒のセンス」を伸ばしてやれる能力が無いからです。
幾らIllustratorやPhotoshopで、テクニックを駆使して
ロゴやポスターを作成しても、デザインの基礎が無ければ、
人の心に訴えるような作品は出来ません。
これは、美術に限らず、
あらゆる教科において言えることであると思っています。

”「情報」は他の教科を串刺しにする新しい教科である”というのは、以前から言われている言葉ですが、
では、「串」と「ダンゴ」の関係は、どう有るべきなのでしょう?

例えば、全校生徒にメールアドレスを渡す環境が有るのならば、
それを最大限有効利用すべきだ、ということで、
全校生徒にメールアドレスを渡す事になるのでしょう。
しかし、その学校の生徒指導力によっては、
最悪の事態を引き起こす可能性もある訳です。
その時に、いかに、安心して全校生徒にメールアドレスを渡し、
様々な科目の授業で有効活用することが出来るか、
ということだと思っています。

その為には、メールの仕組みやメールによるコミュニケーションに関するアレコレが判っていないと駄目な訳で、
私は、この辺りが「串」のうちの1つではないかなぁ...と思っているのですが。

( '02/04/29 記す )




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