以下の事は、私がこれまでに、 幾つかのメーリングリスト(以下、MLと略す)に参加している中で 経験したり見聞きした事に対しての「私を含め、お互いに気を付けたらいいんでないかな」という個人的な想いであり、 こうしなさい、とか、強制するものではありません。念のため。
また、ネットワーク上の基本的なエチケット(「ネットワーク」+「エチケット」で、 「ネチケット」と言います)に関して、 次の講義室「ネチケットガイドライン」を一読されることをお勧め致します。
インターネット自体がそうですが、
公開されたMLには、様々な、マシンやOS・ブラウザ・メーラ・通信速度などのネット環境、
職業、性格、年齢、宗教、思想、趣味嗜好、等々の人達が参加しています。
件名の2バイトコードに気を付ける、特殊な文字(半角カタカナなど)や文字コードセットに注意する
(最悪の場合、受信者のパソコンが暴走します)、
等の技術的な面もそうですが、それ以上に、
これから自分のメールを読む多くの人達の事を考えて、
メールを書く様にしましょう。
自分は軽い冗談のつもりでも、ある人にとっては、
シャレにならないことも、よくあることです。
また、メールは書き言葉なので、相手の表情が見えません。
一般的に、本人が書いた時よりも強い調子で読まれることが多い様です。
安易に「ビックリマーク」が使われていると、大声で怒鳴っているように読まれます。
メールを書く時は謙虚に、
メールを読む時は大らかな気持ちで善意に読むのが丁度良い様です。
(どうしても善意に読めないメールは、放っておくのが一番です)
あなたが参加しているMLの性格を把握しておきましょう。
例えば、大規模な公開されたMLに特に多いですが、
安易に「ご挨拶メール」や「中身無しメール」を投稿すると、
「ご注意」の集中砲火を浴びることがあります。
あなたがこれから出すメールの内容が、 そのMLの趣旨に合っているか、確かめましょう。 インターネットには星の数ほどのMLが有り、 同じテーマであっても、その趣旨が多少違っています。 (例えば、「教育とインターネット」というテーマであっても、 技術的な意見交換なのか、授業での活用法なのか、何でもアリなのか、 或いは、商業利用は可能なのか否か、といった事です。) あなたのメールの内容が、実際に有用で、役に立つ「情報」であっても、 趣旨の違うMLに出しては、「ゴミ」にしかなりません。 それでは、「情報」の押し売りというものです。
公開されたMLに出すメールのアドレスは、出来るなら、 「宛先」欄に1つだけにし、 「宛先」欄に複数のMLのアドレスを書いたり、 CCやBCCに書いたりしない様にしましょう。 その理由は、以下の通りです。
複数のMLに参加している人にとって、「宛先」欄は重要です。 BCCのアドレスによって自分にMLのメールが届いた場合、 自分の知らない宛先のメールが自分に届いても、 それが、「自分が参加している何々ML宛てのものだ」と特定するのに、 多少の時間がかかります。 CCに書かれたアドレスであっても、 一目で判断出来ないのは同じです。
1と同じ場合、届いたメールの整理をする時、「宛先」が違うので、面倒です。 自動振り分けツールも使いにくくなります。
安易にメーラの返信機能を使ってML自体に返信しようとすると、
「宛先」に書かれた別のアドレス全てにも返信されてしまい、
多数の人達に迷惑をかけてしまいます。
したがって、返信するために余計な手間が掛かります。
返信者が注意すれば良いことだ、という意見も有ると思いますが、
1人の送信者のちょっとした心遣いが、
多くの受信者の返信時の手間と、
うっかりミスによる、さらに多くの人達への迷惑を回避できる、と思うのです。
極端な例ですが、私は実際に、メールのサイズ120kByte
(宛先に、「h」で始まるメールアドレスが延々と約100kByte分書かれている。
ちょっと長めの本文は、「ネズミ講への勧誘」)
というビンボー人の神経を逆なでするようなメールを受け取ったことがあります。
こんなメールを読むために120kByte分の電話代を使ったと思うと、流石にアタマに来ます。
このメールが、宛先に書かれた全ての人に送信されたというのは、
少なくとも(約99×人数)kByte分は、
電話代と回線の無駄以外の何者でも無いと思うのだが・・・
これは聞いた話で、実際に経験した訳ではなく、 経験したいとも思っていないのですが、 宛先にMLを含む複数のアドレスを書くと、 MLのサーバソフトによっては、正しくMLに送信されないことが有るそうです。
MLにメールを出す時は、Reply−To: には何も書かない様にしましょう。
MLに出されたメールの返信(Reply)はMLであるのが普通であり、
MLに返信したつもりで個人にしか届かなかったりするのは、
トラブルの元です。
MLの表示名は、明らかにそれとわかるものにしましょう。
まるで個人宛ての様な表示名になっていると、
返信する時、MLなんだか、個人なんだか、判らなくなります。
ついでに言うと、差出人の表示名も、出来るだけ判り易いものにしましょう。
例えば、「商業科」という差出名でメールを貰っても、
何処の「商業科」なのか判らないのです。
返信時に文章を引用する時は、必要最小限の部分だけを引用するようにしましょう。
安易に全文を引用することは、無駄にメールを長くし、
全参加者の電話代と回線の混雑を増大させるだけです。
特に、シグネチャまで引用するのは、無意味です。
また、メールの前半に一画面を超える長い全引用文が有り、その後に自分のコメントを書くと、
そのメールを読む人は、訳が判らないままに、まず、長い引用文を読まされることになり、
苛々することがあります。
経験では、長い長〜い全引用文(シグネチャを含む)の最後に、
「私も同感です」とだけ書かれたメールを受けたことがあります。
もっとも、引用文も何も無しで、いきなり「その通りですね」等とだけ書かれては、
何が「その通り」なのか判りません。
引用文は、長からず、短からず、です。
なるべく小さなメールになるように心がけましょう。
例えば、ソフトウェアを紹介する場合、
メールに長い説明文を書いたりファイルを添付させるより、
メールの文章は簡単な説明にし、
代わりに、詳しい説明文が書いてあったりダウンロードが出来るWebページのアドレスを書いておく方が、
メール自体は小さくなり、興味のある人は、指定されたWebページへ行けば、情報を得ることが出来ます。
また、長い論文などを発表したい時、
メールで投稿するのではなく、Webページにまとめておき、
メールでそのアドレスを知らせておけば、
興味のある人がその論文を読むことが出来ます。
公開されたMLでは、必ずしも全ての参加者がその話題に興味が有るとは限らない、
ということを、頭に入れておきましょう。
MLでは、どうしても必要な時以外は、添付ファイルは止めましょう。
例えば、本文と全く同じ文章がHTMLファイルで添付されていても、
何の意味もなく、メールの整理が煩わしくなるだけです。
また、MLのダイジェスト会員にとっては、それは、
訳の判らないコードが延々と続く、単なるゴミにしかなりません。
メーラによっては、 デフォルトで何がしかの添付ファイルを作成してしまう物がありますが、 必要でない時は、テキストだけ送信するように設定しておきましょう。
メールを出す時は、パソコンの時計が合っているか確かめましょう。
送信時刻がとんでもなく過去だったり未来だったりすると、
受信者が整理する時、MLやメーラによっては、
そのメールは意味不明になります。
MLは1通のメールを1度に多くの人に送信する事が出来るので非常に便利なのですが、
一歩間違えると、インターネット自体を麻痺させかねない力を持っています。
その一つが、チェーンメールです。
これには、
(1)善意のメールがチェーン化してしまうもの
(2)悪意によって出された最初の1通が善意によって広まるもの
(3)いわゆる、チェーンメール
と3通りあります。
私が実際に受け取ったのは、
(1)では、日本海の重油流出事故に関する、とあるメール、
(2)では、Goodtime(名前は、他にも数種類有る)という、これこれこんなウィルスがあるから気を付けなさい、
というメール(有名なメールなのでご存知の方も多いと思いますが、全くのデマです。念のため)で、
どちらも最後に、出来るだけ早く多くのMLに流すように、という風に書かれています。
これは、特に(1)の場合、出す人達にしてみれば、多くの人に伝えてあげよう、
という全くの善意によって送信されているのですが、
ただ闇雲に送信すると、同じメールが同じ人に何通も届き、
(私の場合、重油流出事故のそのメールは違うMLから計3通届いた)
ネット全体の負荷が大きくなり、
最悪の場合、回線が破綻して、届くメールも届かなくなります。
チェーン化しているそのメールは当然届かなくなりますし、
全世界で重大な局面に立たされている人(血清が欲しいとか)は
常に相当数(間違いなく)いるでしょうから、
その人達の大切なメールも、届かなくなってしまうのです。
こういう時は、例えば、電話連絡網の様に、
上位から下位へ枝別れするように送信していけば、
回線も破綻せず、多くの人に知らせることが出来ます。
つまり、(1)の場合、メールを出す事に問題が有る訳では決して無く、
出し方にコツが有るのです。
(1)のメールを受け取った時には、慌てないようにしましょう。
冗談の様な本当の話として、
「Goodtimeのメールをチェーン化させるな」というメールが、
チェーン化しそうになったという笑えない話もあるのです。
(3)の、いわゆるチェーンメール(不幸の手紙、幸福の手紙、 「こうすればあなたも儲かる」等など)も 時々舞い込みます。 合法・非合法の論議を別にして、結果として起き得る事態は、チェーンメールと同じです。 全世界の、そしてご近所のインターネット参加者のために、 惑わされない様に。
最近、特に大規模な公開されたMLで、MLに投げたメールに対し、
多くはその差出人宛て、時にはML自体宛てに、匿名で、
「そんなことも知らねぇのか」「何やってんだ」「MLから出て行け」「バカ」「死んじまえ」
というような脅迫的なメールが届くことが有る様です。
こういう行為は、参加者の投稿意欲を削ぎ、ML自体を不活発にするものであり、
このメールの差出人こそ、MLに参加する資格はありません。
こういったメールは決して出さない様に、
また、受けた時は相手にしないようにしましょう。
もっとも、意見のつもりでMLに投げたメールが、 中傷に取られることも有る様で、 MLで議論することの難しさを痛感するのですが、 少なくとも、フレーム(感情的な議論)にしないようにしたいものです。
開かれたMLは、1つのコミュニティであり、
ML参加者は、一個人として参加しています。
そして、コミュニティで起きたトラブルは、コミュニティ内で解決するのが大原則です。
メンバーによって、コミュニティ内で起きたトラブルに対し、
コミュニティのメンバーは、管理者に、その責任を追及してはいけません。
それは、コミュニティ全体の問題です。
コミュニティ=共同体、なのですから。
また、議論で自分の思い通りにならないからといって、 ML参加者以外の人を巻き込む行為、 例えば、議論の相手の上司に郵便を出す、 等と言うことは、絶対にしてはいけません。
メールアドレスが変更になった時は、
制御コマンドがある場合はコマンドにより、コマンドが無い場合は管理人にメールで連絡し、
ML上のメールアドレスの変更をしましょう。
さもないと、MLにメールが届く毎に、
管理者にエラーメールが届いてしまいます。
制御コマンドの一覧表は、大抵のMLの場合、
入会した時に、本文、若しくは入手法が知らされている筈です。
MLとは直接は関係ないのですが、最近、アタマに来ているので...
個人的に、「MULTI LEVEL MARKETING」(以下MLM)には、
「アメリカでは歴然とした犯罪にあたるネズミ講だ」
ということの他にも、幾つかの矛盾といい加減さ、
例えば、
差出人のメールアドレスさえ信用出来ない
(REPORT#2では、差出人を匿名にすることを奨励しているらしい。
そんなビジネスって、アリか?)
のに、何故、リストの住所やその順番を信用出来るのだろう?
最近では、嫌がらせの為に、わざと、
差出人を他人(嫌いな人)にしたり、
リストに他人(嫌いな人)の名を書き加える事例も有るらしい。
「統計」では、2000通の別に、 最終的に一体何通の「商品」を間違いなく送信しなければならないか判っているのだろうか? (金を受け取っておいて、「商品」を届けないのは、それだけで立派な犯罪だ。)
名前の載ったリストは、誰に読まれるか、誰に悪用されるか判らない。
などを感じて、大嫌いです。
そもそも、統計だかなんだか知らないが、 送信したメールの99.5%がゴミメールになることを前提にしたシステム であることが、インターネット参加者を馬鹿にしています。
MLMの中には、次のような文章が書かれています。
MLMの言う「統計」に従って計算すれば、
加入者Aが2,000通の勧誘メールを出し、1,990通のゴミメールが出る。
10人がAに#1を注文し、同時に20,000通の勧誘メールを出す。
19,900通のゴミメールが出る。
100人がAに#2を注文し、同時に200,000通の勧誘メールを出す。
199,000通のゴミメールが出る。
1,000人がAに#3を注文し、同時に2,000,000通の勧誘メールを出す。
1,990,000通のゴミメールが出る。
10,000人がAに#4を注文し、同時に20,000,000通の勧誘メールを出す。
19,900,000通のゴミメールが出る。
つまり、REPORT#4の注文がAに届く段階で、インターネット社会には、 加入者Aの利益の為に、
合計22,110,890通(1通を20kByteとすると、約442ギガByte)
のゴミメールが回線に流れたことになるのです。
「もっと多くのメールを出しなさい」なんて、もっての外です。
これらのメールを受取人のサーバへ転送(中継)したり、受信する費用を受け持っているのは誰?(送信者じゃないよね?)
細い回線がこれらのメールで塞がってしまい、大切なメールが届かなかったら?
「他人に迷惑はかけない」というのは真っ赤なウソで、 送信者は、私欲のために、極めて多くの人に迷惑をかけ、しかも、金までも支払わせているのです。
なお、MLMが合法か違法か、に関して詳しくは、「インターネット便利帳」から、
「警視庁」をご覧ください。
少なくとも、ネズミ講メールは、それを送信したという事実だけで、法に問われます。