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教諭の職業病

登録日 16/11/15   更新日 16/11/15




教諭の職業病

大昔から彼方此方で、何度も何度も書いているネタなのだけれど、
最近も、実感する事が多いので、何度目かのリニューアル。
全て、私自身の経験則のうち、最も重症者の人達の症例。
勿論、軽症の人も居るし、罹患していない人も居る。


(1)
自分が正義。自分が絶対善。自分が一番。
自分は特別な、上級な、選ばれた人間。
自分の気に入らない者、事は全て絶対悪。
自分に同調しない人々は全て愚かで馬鹿、と嘆いて見せる。
職員会議の決定事項の対象に自分が含まれているという自覚が無く、
自分がそれを気に入らなければ無視しても構わない。
世界は自分を中心に回っており、他人は自分の為に居る、と、お互いに、心から信じている。
教諭の世界のイジメは、物凄く陰湿。


(2)
レッテルが大好き。

a.
他人に対しては、
自分の価値観で自分に都合の良い感覚的なレッテルを貼り、
上から目線で、自己満足な評価、取り巻きに評論、 その人の友人にまで無差別に出鱈目でKYな他者紹介をしたりする。
された側からの反論は許されず、反論すると、その内容では無く、人格への攻撃をさらに強める。
でも、自分の発言は、コソッと削除。
私は、或る教諭の為に私の友人達に、 私にとっては精神的に大きいダメージな誤解をされ得た事が有るが、
私と私の友人達との関係を知らない教諭は、コソッと削除しても、それを理解していないだろう、間違いなく。
b.
自分達に対しては、
「○○と自分達は・・・」の様に、必ず自分達と他人とを同一視してレッテル貼りをすることで、
○○の持つ自分に都合の良いイメージを自分達のイメージに同化させ、
「自分達に反論する事は○○に反論する事と同じだ」という雰囲気を保とうとする。
実際は、「自分達」と「○○」とは全く論点が違い、
そもそも「自分達(の都合)」自体が出鱈目でインチキで有る事が多い為、
「○○」は、同一視されるのを嫌って離れて行くか、或いは逆に同一視されて陳腐化する。
c.
それはあなた個人の意見だろ、勝手に他人を同列にするなよ、と、他人を物凄く苛々させる程度に、
「私は」よりも「我々は」「民意は」「人間は」という言葉を異常に好む。
つまり「他人も自分と同じ考えであるべきだ、それ以外は許されない」という強制。
同時に「これは私だけの考えでは無い筈だ、皆だってそう考えているに違いない」という、責任転嫁。
決め台詞は「こう考えないのは人間として有り得ない」。
『私、私達・我々、民意』の項、参照。
d:
本来、組織の利益や駆け引きの為に外部に公開すべきではない事項を、
個人的な見栄の為に「俺はこんな事も知っている」とばかりに言い回り、
手の内を全てひけらかしてしまうため、結果的に組織の運営の妨害をする。


(3)
基本的に、一般社会の規則を守るという意識が皆無。
例え、それが一般社会では法律違反、コンプライアンス違反、モラル違反で、 新聞の一面にデカデカと載る様な行為であっても、 バレずに教諭や学校の宣伝になるなら、会議でも率先して提案、実行。校内で隠蔽。 不都合になると生徒をダシにするか、県や委員会の所為にするか、 助手に責任を押し付け、知らぬ存ぜぬ。
一旦「あの学校がしているのなら」と他の学校も同様の事を始めると済し崩しになり、 県の常識的(一般社会よりは厳しくない)なポリシーが完全に形骸化して県内が無法地帯になるが、 教諭は、それを自分達の勝利だと自画自賛している。
崇高な自分の(自称、教育の)為ならば、不正、捏造、極端には殺人をしても、それは正しい、らしい。


(4)
正当な段取りで得られる何らかの結果に対し、
想定されるどの様な結果であっても対応出来る様に準備するか、ではなく、
(お気に召さない)結果自体を徹底的に感情的に攻撃し、否定し、無視する。

正当な段取りで得られた何らかの(お気に召さない)結果に対し、
今後、どの様に対応するか、ではなく、
その結果になった事自体を徹底的に感情的に攻撃し、否定し、無視する。


(5)
自分の思想や考えを押し付け、
或いは考えさせる振りをして巧みに誘導し、
教諭の気に入る答えを答案に書けば満点。そうでなければ赤点。
反論すればネガティブな人格のレッテル貼り。
勿論、不都合な事は一切教えない。


(6)
言葉遊びが大好き。
生徒をコントロール出来ず、する気も無く、
学びに対する目的も狙いも無く、
自由にインターネットで遊ばせて、或いは見て見ぬ振りで、
それを「生徒が自発的にICTを活用した授業」と称する。


(7)
発想に、グラデーションが無い。
発想が、客観的では無い。
発想が、目的からスタートする。


(8)
必ず、子供と音楽をダシに使う。


(9)
自分に都合の良い、時には自作自演の一言は、 まるで多くの人がそうであるかの様に大騒ぎするが、
自分に都合の悪い、多くの人の声は、 まるで無いかの様に無視をする。







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