Ｒｙｎのページ（商業高校情報教育研究室）

大昔から何度も何度も書いている事なのだけれど、未だに気になっているので、リニューアル。

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リーダーシップ（leadership）
1. 指導者としての地位・任務。指導権。
2. 指導者としての素質・能力。統率力。

「大辞泉」より

「リーダーシップ」は、教諭の大好きな言葉です。 「これからのビジネスを担うリーダーシップを持つ人材の育成」などなど。 何だかカッコよくて、キャッチフレーズに使い易いのでしょうね。

でも、結局、これって、ややもすると、教諭が授業をする上で 都合良く動いて指示通り（議論では無く）誘導してくれるリーダーが 何人か欲しいだけとしか思えない事例も多い。 極端な話、他の何人かが何もせずに遊んでいようと、 他の何人かが授業に付いて来れない状態であっても、 見た目、授業としては、成果が有ったことに出来る、便利な仕掛けです。

「リーダーシップ」は、勿論、大切なのだけれど、 全ての人間がリーダーになる必要はないし、 プロジェクトはリーダーだけでは動かない。 「船頭多くして．．．」の例も有る。 そうではなく、関わっている全員の一人一人が、 自分に求められた仕事（リーダーも含む）を、 チームの中の一員として他のメンバーと協調をとり、 お互いに意見を出し合いながら、イマドキの言葉を使えば、 主体的、対話的に プロジェクトを進めていくことが出来る、 そういった人材を育成することが大切である、と考える。 勿論、その一人一人の「役割の違い」は、どちらが良いとか悪いとか、 偉いとか偉くないとか、という評価基準のものではない。

例えば、 超一流の野球プレイヤーのイチローには、 超一流のバット職人や、超一流のグラブ職人や、超一流のスパイク職人が居る。 或いは、ウッズが居て、赤星が居て、川相が居るから、野球が面白い。 それが、「スペシャリスト」ということでないかなぁ... と思います。ちょっと無理矢理ですか？

「何故うちの子は（劇の）主役じゃないんですか！」的な苦情も、有るのかもね．．．。

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