勿論、指導法というのは、人それぞれで、これしかない!というものは無いので、 自分のやり易い様にすれば良いのですが、 これも、大昔、まだCOBOLが全盛期のころ、 部活動で(当時の)通産1種の問題を解かせていた時の、私の方法のうちの一つ。
私は、生徒に試行錯誤をさせることを意識していて、 実習で問題を解かせる場合も、思考に必要な要点を一通り説明した後は、 生徒に有る程度自由に試行錯誤させていた。
また、午前の過去問題を解かせる時も、 生徒同士で相談させて解答させる場合と、 現状の力試しとして本番同様に解かせる場合とを臨機応変に使い分けていた。 生徒同士で相談させることにより、お互いに考え合ったり、 判らない生徒は判っている生徒から説明して貰う事が出来、 説明している側の生徒も、説明されている生徒からの質問や反応などにより、 「判っていたつもり」部分の確認や新しい発見をする事にもなる。
人間は、人から与えられたモノよりも自分が見付けたモノの方を基本的に大切に思う性質らしい。 部活動で、ある程度時間が有るから出来たのだと思っているけれど、 生徒に合わせて思考を出し入れさせて正解の二三歩手前の所まで誘導し、 最後を生徒自身に発見させるという方法も、有りではないかな。