キーワード辞典
プロジェクションマッピング

登録日 15/03/20   更新日 15/03/20



私が言いたい事は、最後の2行。

プロジェクションマッピング

一般的には、 東京駅や大阪城などの建造物にプロジェクタで映像を被せて楽しむアート。 アートの手法としては50年ほど前から有るのだが、近年話題上昇中。 土手などの地形の傾斜地や、水族館の水槽、 小さいものは、鳥栖商業高校の様に 段ボールの造形物やキャンパスノートなどに投影したりもする。
最近は、鑑賞型の他、センサーなどを利用した参加型のものも有る。

言葉としては、厳密にいえば、 映像の「プロジェクション」にさらに加えて何かを「マッピング」していることが重要。 特に、建物に対しては「アーキテクチャルマッピング」、 また、立体の対象物に投影することを「3Dマッピング」ともいう。 騙し絵の様に立体的な動きを投影することを「3Dプロジェクションマッピング」と言っている場合もある。

投影範囲を指定したり、奥行きや凸凹など立体的なものに投影する場合などは、 MadMapper などによる複雑な映像の補正が必要だが、 例えば建物の壁など平面に映す場合はその必要が無いので、 プロジェクタの位置合わせや台形補正などをしっかりと行えば、 導入としては、PowerPointのスライドでアニメーションなどを使い、 例えば、真っ白な日めくりカレンダーに位置を合わせて作成するなど、 投影される対象と投影するテーマやアイディア次第で、面白いものは作成出来る。 例えば鳥栖商業高校の作品群は、勿論、技術的にも良く出来ているが、 私は個人的には、 ノートのCMのアイディアとして、 鉄拳のパラパラ漫画「振り子」風な発想をプロジェクションマッピングに進化させた形で、 其処が面白いと思っている。一見の価値は有る。


「プロジェクションマッピングをした。凄い!」ではなくて、
「プロジェクションマッピングでこんなことをした。凄い!」だと思うな。






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