Javaの香り(だけ)/Javaってなに

登録日 96/06/17   更新日 97/01/07


かなり乱暴な「Javaってなに?」

 Java は、ワークステーションのメーカーとして有名なアメリカの Sun Microsystems 社が開発した、言語の名前です。
「Java」は、アメリカの口語でジャワ産のコーヒーを意味しますが、全く関係はありません。
Javaは、 Sunが 家電製品(PDAやセットトップボックス等)のシステム用に開発しようとした Oakという言語を基に、 95年にインターネットのWWWブラウザ用の言語として設計されましたが、 以下の様な特徴を持つため、今、一番トレンディな言語として注目を集めています。

1.機種に依存しない。

インターネットのWWW上のJavaプログラム(アプレットという) は、接続時にサーバからダウンロードされ、端末上で実行されます。
インターネットには様々なメーカーの端末が繋がっていますが、 その端末にアプレットが動作可能な環境(Java対応のWWWブラウザ)さえあれば、 アプレットを実行する事ができます。
これは、アプレットが、CPUに依存する機械語(ネイティブコード)ではなく、 Javaバイトコード と呼ばれるコードで出来ており、 実行時に端末側で1命令ずつ解釈しなから実行する方式 を採用している事によります。
(もう少し難しくいうと、 Javaコンパイラ は、ソースプログラムを、仮想のJavaコンピュータ Java仮想マシン のコードであるJavaバイトコードにコンパイルし、 実行時は、エミュレータによって端末をJava仮想マシンとして捉え、実行しています。)
そのため、実行スピードが遅い、という弱点は有りますが、 ダウンロードと同時に端末の ジャストインタイムコンパイラ でネイティブコードに一気に直し実行する方式にしたり、 Javaチップ と呼ばれる専用のCPUを端末に採用したりすることで、 解決しようとしています。

2.本格的な言語仕様である。

仕様はC++に似ており、Cで出来る事は大抵出来ます。
C以上の性能を持つ部分も多くあります。
さらに、ポインタやプリプロセッサが無い、等、極力バグが出にくい様に設計されています。

3.サイズが小さい。

アプレットのサイズが小さいので、ダウンロードに(あまり)時間がかかりません。

4.セキュリティ機能がある。

現時点では、まだ、完全なものでは無いらしいのですが、 Java は、ネットワーク上でのセキュリティ機能を持ち、 不正にアクセス出来ない様にする事が出来ます。

Java は、単にWebページを派手にする為の言語と思われがちですが、 実力と可能性は、それ以上のものを秘めています。
例えば、マルチメディアデータを Java で作ったプレーヤと一緒にサーバからダウンロードし、 再生することが可能になります。
また、将来、高速デジタル通信とインターネットやイントラネットが日常茶飯事になったとき、 ワープロや表計算等のアプリケーションは全て Java で作られ、使いたいときはインターネットからダウンロードし、 使用時間に見合う料金を支払う、という事が実現しているかもしれません。
そうなれば、アプリケーションの流通形態も変わり、 ユーザ側もインストールやヴァージョンアップに煩わされなくなります。
インターネットに接続するための機能さえあれば、 巨大なOSも必要無くなるだろう、と見る人もいます。 また、 JavaOS という話もあります。
最近話題になっている低価格なインターネット端末も、これと無関係ではないのです。

Microsoftでは、 Javaに対抗して、 Visual BASIC のインターネット版を打ち出しています。
将来、どちらが主導権を取るか、は、まだ判りませんが、 これからはインターネット上の言語が重要になってくることは、間違いがなさそうです。

ちなみに、 JavaScriptは、 Netscape Comunications社 が、自社のブラウザ上にWebページを表示する際のHTML言語の機能を補うために開発した スクリプト言語 LiveScript を改名したものであり、まったく別のものと考えて良いです。
これに対してMicrosoftは、 VBScript を打ち出しています。

技術的な間違いがありましたら、教えて下さい。



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