「掲示板」や「チャット」は、誰もが簡単に読み書きが出来る、 手軽なコミュニケーションツールです。 ハンドルネームが使えるので、一見、匿名性が高いように見え、 つい、何でも書きたくなります。 上手に使えば非常に便利ですが、ともすると、 その気軽さから、色々な問題も起きている様です。 惑わされない様に、注意しましょう。
掲示板は、 通りすがりの誰もが書き込むことが出来、 さらに、書き込まれたものは、他の通りすがりの誰もが読む事が出来ます。 実施する場合は、あらかじめ、この特徴をしっかりと把握しておきましょう。 外部からの意見を求めるだけなら、メールでも良いのです。
インターネット社会には、 様々な職業、性格、年齢、宗教、思想、趣味嗜好、等々の人達が平等に存在し、 それぞれに、掲示板やチャットを開いています。 その掲示板の趣味嗜好が、自分の考えに照らし合わせて我慢出来ないからといって、 その掲示板に対し、掲示板の存在自体を非難する投稿をしては、いけません。 自分が気に入らなければ、ほっとけば良いのです。 時々、世間的に見れば影の部分を扱う掲示板に対し、絵に描いた様な正義を振りかざし、攻撃する人がいる様ですが、 これは、自分の常識に合わないものはインターネットには有るべきではないのだ、と、いう風な傲慢さにしか見えません。 しかも、そういう人達が集まっている中で言っても、そもそも、無意味です。
掲示板やチャットでは、「ハンドルネーム」というニックネームの様な名前を使う事が出来、 本名を明かさずとも自由に発言が出来る様になっているのですが、 これを悪用し、投稿する度に、ハンドルネームを変え、別人の振りをすることです。 こういう人の内容は、大抵は、 何か(誰か)への中傷であったり、何かの宣伝や思想の主張であったりします。 毎回ハンドルネームを変える事で、自分の人格を知られない様にしたいのか、 多くの人がそう思っている様に見せたいのか知りませんが、 掲示板のアクセスログ(記録)等を見ると、同一人物で有る事は、判ります。
連続的に、意味が無いか、宣伝、或いは他人の中傷をする、同じ内容の投稿をすることです。 酷いものでは、30秒〜1分程度の間隔で行なわれる事も有ります。 この場合は、勿論、手作業でしている訳ではなく、 そういう動作をさせるプログラムは、インターネットに詳しい人なら、 わりと簡単に作れてしまうのです。
少し複雑になると、同一人物が、別の名前で質問をし、それに答える形で宣伝をする、というのを繰り返す、
というのも有るそうな...(「偽名」とのあわせワザ)
「Aです。XXXについて教えて下さい」
「Zです。http://hoge.or.jp/ をご覧下さい」
(数時間後)
「Bです。YYYについて教えて下さい」
「Zです。http://hoge.or.jp/ をご覧下さい」
(数時間後)
「Cです。ZZZについて教えて下さい」
「Zです。http://hoge.or.jp/ をご覧下さい」
(以下、永遠に続く。全て同一人物。)
次の「成り済まし」と複合している場合も有ります。
実在する他人のハンドルネームや名前で投稿することです。 内容は、 「私は、実はXXXです」といった、告白を装った中傷や、 「愛人求めてます、電話下さい」といった、悪質な悪戯まで、 その掲示板やチャットの話題によって、色々なものが有ります。 掲示板のアクセスログ(記録)等を見ると、真犯人は判ります。
「掲示板」は、Webページ上で行なわれます。
つまり、「自動検索プログラム」が検索する対象となる可能性(必ず、ではない)が有ります。
例えば、山田花子(仮名)さんが、
Aの掲示板では、「わたしは山田花子です。パソコンが好きな高校3年生です。」
Bの掲示板では、「はなちゃんです。東京都港区に住んでいます。」
Cの掲示板では、「ヤマダです。今度、XXのコンサートに行きます。どなたか一緒に行きませんか」
と、メールアドレス(hoge@hoge.ne.jp)付きで投稿したとすると、
たまたま、hoge@hoge.ne.jp というメールアドレスを知った田中一郎(仮名)が、
いい加減な検索エンジンで、hoge@hoge.ne.jpで検索すると、
上記の投稿が全て呼び出され、
hoge@hoge.ne.jp は山田花子という人のメールアドレスで、
彼女は高校3年生で東京都港区に住み、パソコンが好きで、XXのファンである」
と言う事が、誰にでも知られてしまいます。
「自分が何かを調べる為に他人を検索する」のと同様に、 「他人も何かを調べる為に自分を検索している」のであり(Give&Take)、 「インターネットで発言をする」のは、 「発言は他人に読まれるもの」という前提が有るのです。
もう少し複雑になると、 「成り済まし」によって書き込まれた投稿が探索プログラムによってデータベース化され、 引き出される事も有り得ます。
このような事が多く起きると、 インターネット全体の情報の信頼性が大きく低下してしまいます。 (個人的には、現在だって、決して高いとは思っていません...)