インターネットに関する幾つかの想い Part.8
道具としてのインターネット(4)

登録日 00/02/22   更新日 00/02/22

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その1

私にとっては、TVや、ラジオや、新聞や、電話や、ハガキや、FAXと同様に、
現時点のインターネットも、ツールの1つです。それ以上でもそれ以下でもありません。
TVがあるからラジオはいらない、というものでもないでしょう。

「この先、インターネットによって、情報格差が生じる」という意見は、
「インターネットさえあれば、他の手段は要らない」
「インターネットにさえ情報を流せば、それで良い」
という、思い上がりな発想に基づいていると思います。
そんなことで情報格差を作ってはいけません。
そのためには、全てをインターネットにするのではなく、
インターネットを含めた、色々な手段があって、
あらゆる全ての人が、それぞれの手段によって必要な情報を取得出来る様にする、
これが、大切なのだと思います。
インターネットでなきゃならない様な事でもないのに、
インターネットでしか手に入らない情報を流している方にこそ、
情報格差を作っている根源が有る様に思えます。

インターネットが、TVや電話などに利用されるのは、
それは、インターネットという「環境」の話になるので、
また、別の話です。

( '99/12/29 記す )


その2

以前にも書いた様に、
「インターネットは超高機能な電話であって、それ以上でもそれ以下でもない」
というのは、私がこのページを開設した96年当初から感じていた事ですが、
これは、現在でも変わっていません。
最近は、その想いをさらに強くしています。
iモードの出現により、
パソコンが無くても、誰でも気軽にインターネットを使える様になりました。
iモード用のサービスも充実して来ています。
さらに、今年は、プレイステーション2 も登場します。 あと遅くとも2〜3年もすれば、
iモードやプレステ2の様なものは、ごく日常の事として、社会や家庭に溶け込んでいるでしょう。
そんな時代に、
「ウチの学校はインターネットに繋がっていて...」と言っていても、
それだけでは、宣伝にもなりません。

「インターネットを使う」こと自体がステータスだった時代は終わろうとしています。
これからは、いよいよ、
「インターネットを何に使うのか」が問われる時代になります。
インターネットに、「家庭での活用法」や「会社での活用法」が有る様に、
「学校としての活用法」が有る筈です。
家庭やiモードでしている「事」だけを、まったくそのまま学校でやらせていても、
それだけでは、何にもならないのです。
(この場合の「事」は、「メール」とか「ページ」とかの「事」ではなくて、
それらを使ってする「内容」のことです。)

某メーリングリストでこの話をした時、どうも誤解されたかな、と思っているのですが、
私の「電話ではしなかったことを何故インターネットでするのか、の意味が大切である」
というのは、別に電話代とかの話ではなくて、
つまり、上記の様な事なんです。
「全校生徒にメールアドレスを持たせるか」という話で、
持たせる事に学校としての明確な意味や目的が有り、
また、きちんと管理出来る体制が学校に整っているのなら、とても素晴らしい事だと思いますが、
重要なのは、
「全校生徒がメールアドレスを持っていること」では決してなくて、
「全校生徒にメールアドレスを持たせ、それで学校として何をしたか」 だと思うのです。

( '00/2/22 記す )