私にとっては、TVや、ラジオや、新聞や、電話や、ハガキや、FAXと同様に、
現時点のインターネットも、ツールの1つです。それ以上でもそれ以下でもありません。
TVがあるからラジオはいらない、というものでもないでしょう。
「この先、インターネットによって、情報格差が生じる」という意見は、
「インターネットさえあれば、他の手段は要らない」
「インターネットにさえ情報を流せば、それで良い」
という、思い上がりな発想に基づいていると思います。
そんなことで情報格差を作ってはいけません。
そのためには、全てをインターネットにするのではなく、
インターネットを含めた、色々な手段があって、
あらゆる全ての人が、それぞれの手段によって必要な情報を取得出来る様にする、
これが、大切なのだと思います。
インターネットでなきゃならない様な事でもないのに、
インターネットでしか手に入らない情報を流している方にこそ、
情報格差を作っている根源が有る様に思えます。
インターネットが、TVや電話などに利用されるのは、
それは、インターネットという「環境」の話になるので、
また、別の話です。
( '99/12/29 記す )
以前にも書いた様に、
「インターネットは超高機能な電話であって、それ以上でもそれ以下でもない」
というのは、私がこのページを開設した96年当初から感じていた事ですが、
これは、現在でも変わっていません。
最近は、その想いをさらに強くしています。
iモードの出現により、
パソコンが無くても、誰でも気軽にインターネットを使える様になりました。
iモード用のサービスも充実して来ています。
さらに、今年は、プレイステーション2 も登場します。
あと遅くとも2〜3年もすれば、
iモードやプレステ2の様なものは、ごく日常の事として、社会や家庭に溶け込んでいるでしょう。
そんな時代に、
「ウチの学校はインターネットに繋がっていて...」と言っていても、
それだけでは、宣伝にもなりません。
「インターネットを使う」こと自体がステータスだった時代は終わろうとしています。
これからは、いよいよ、
「インターネットを何に使うのか」が問われる時代になります。
インターネットに、「家庭での活用法」や「会社での活用法」が有る様に、
「学校としての活用法」が有る筈です。
家庭やiモードでしている「事」だけを、まったくそのまま学校でやらせていても、
それだけでは、何にもならないのです。
(この場合の「事」は、「メール」とか「ページ」とかの「事」ではなくて、
それらを使ってする「内容」のことです。)
某メーリングリストでこの話をした時、どうも誤解されたかな、と思っているのですが、
私の「電話ではしなかったことを何故インターネットでするのか、の意味が大切である」
というのは、別に電話代とかの話ではなくて、
つまり、上記の様な事なんです。
「全校生徒にメールアドレスを持たせるか」という話で、
持たせる事に学校としての明確な意味や目的が有り、
また、きちんと管理出来る体制が学校に整っているのなら、とても素晴らしい事だと思いますが、
重要なのは、
「全校生徒がメールアドレスを持っていること」では決してなくて、
「全校生徒にメールアドレスを持たせ、それで学校として何をしたか」
だと思うのです。
( '00/2/22 記す )