インターネット上には、世界中に無数のサーバが存在しています。
そして、それらのサーバは、全て同じ責任を持っています。
それは、学校のサーバであっても、例外ではありません。
1箇所のサーバの不都合が、世界中のサーバに迷惑をかける事もよく有ります。
プロでさえ苦労しているサーバの管理は、
全ての学校の教諭が誰でも簡単に管理出来るほど、易しいものではありません。
例えば、
あなたの学校のサーバとは全く関係の無いある人Aが、
世界中に、無差別に、実際にそのメールアドレスが存在しているかどうかもお構いなしに、
あなたの学校のメールサーバを経由(転送)させ、大量のspamメールを送信したとします。
受け取った世界中の人たちは、あなたに抗議のメールを送ってきます。
(メールのヘッダを見れば、あなたが差出人ではない事は判るのですが、それを置いても)
また、Aは手当たり次第に送信しているので、宛先不明のエラーメールも、大量に返ってきます。
エラーメールは、防ぎようがありません。
そんな時、的確に対処出来るかどうか、は、サーバ管理者の腕にかかってきます。
対応が悪いと、最悪の場合、あなたの学校のサーバの信用は世界的に無くなり、
相手にしてくれなくなるでしょう。
また、サーバに対する攻撃は、殆ど日常茶飯事です。
犯人の単なる興味本位でアタックされる場合も多いでしょうが、
悪用された場合、事態は最悪になります。
「インターネットに参加する」ということがどう言う事なのか、
充分に考える必要が有ると思います。
「とりあえず、サーバ立ててつないでみたけど、何だか良く判らないし、
どうせ自分には大したコンテンツも無いんだから、設定なんてどうでもいいや」
という位なら、つながない方が、世界のためです。
決して、
「学校はインターネットのサーバを持つな」と言っているのではなく、
「サーバを持つなら、それなりの知識と覚悟が必要ですよ」という事です。
私は、知識も、覚悟も、(金も)無いので、未だサーバを立てずにおります。
そして、現在、学校でインターネットのサーバをきちんと管理していらっしゃる方には、
心から敬意を表します。
(色々と教えて下さい)
( '99/6/14 記す )
全国の、全ての小、中、高校がインターネットのサーバを持つ時、
学校側は、サーバをどこまで管理し、どこまで責任を負わなければならないのだろう?
もし、将来的に、全国の小、中、高校にインターネットのサーバを持たせ、
その管理責任を全て学校側に持たせようとするのなら、
全国の学校には、例えばプロバイダ並みの知識を持った人間が最低一人必要になります。
そういう環境が果たして何時、作られるのか、私には、不安です。
極端ですが、例えば、です。
業者が学校にインターネットサーバを納入した時、
全てのマニュアルと資料を置いて行き、
「後の事は知りませんよ、トラブルが起きた時は、あなたの責任ですよ。」
と、いうのと、
「何か有ったら呼んで下さい。管理者のパスワードは教えません。」
というのと、あなたは、学校として、どちらが良いと思いますか?
インターネットを道具として使いたい、と、思っていらっしゃる方は、
(比較すれば)後者の方が良い、と思われるかも知れません。
勿論、管理者のパスワードも判らなくては、
ちょっとした生徒のアカウント処理まで、いちいち業者に来てもらわなくなりかねませんから不便ですが、
「ここまでは学校が管理します」「ここからは業者が管理します」と、言う風に、
ハッキリと責任の領域分けをしておけば、学校でインターネットのサーバを置き、管理する事も、
そんなに敷居の高い話では無いのかな、と思ったりします。
私は、かなり以前(「こねっとプラン」の頃)から、
「インターネットを引きさえすれば、それで全てがうまくいく!」
みたいな感じが好きではなく、
「引いた後の管理はどうすんだ?」「何か起きた時の責任は?」
とか思っていたのですが、
大抵、結局は、インターネットの管理は、
教員の誰かに押し付けられている状態になっていると思うのです。
( '99/8/25 記す )